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キャスタ×ホリック ~二話~ 
2006.05.24.Wed / 05:07 
廊下。樫製の重厚な扉の前に二人が佇んでいた。
一方は両膝に両手を一つずつ乗せ俯き肩で息をしている男。顔には生気が無く疲労困憊の態。
もう一方は小麦色の肌の少女インレ。頭を掻きつつ苦笑いを浮かべている。
「いやー、面目ないっす!」
呼吸を整えている男の背中を片手の掌で何度も叩く。
肺腑から空気を強制射出され、ごほりごほりと咽る男。
殺意を宿らせた瞳で黒肌の少女を眇めに睨みつつ、
「行き先を知らぬまま…道案内をするバカめ…。主の顔を見…」
インレは直立不動に加え軽薄な表情で男を眺める。
見つめられた男は中指で眼鏡の位置を正しつつ咳一つ。
樫の木のドアの前に立ち右手の背で三度叩く。
「ポリアンナ、俺だ。」

扉の向うでは椅子から突然立ち上がった様な音。そして一拍。
「はひっ!」
裏返った声の返答は女性のもの。誰が耳にしても焦っているな、と察せるだろう。
続けざまに本棚に椅子が当たり、中に積載されていた本が雪崩を起こしたような音。二拍。
踏鞴を踏みつつ扉の方へ気配が近づき金属音がした。鍵が開いた音だろう。

「お、遅かったですのね、シュウ先生。」
ドアが開き少女が顔を出す。
恐ろしく細い金細工の様な髪は腰まで伸び、大きなリボンで括られていた。傾ぐ動作に頭部の左右に一個ずつある削岩機を思わせる縦ロールが揺れる。
眼は曇り一つ無い抜けるような青空の色。宝石と比べても引けは取らず、小一時間ぐらいなら見ていて飽きないだろう。
背は女性にしてはやや高いほうで細身。腰など折れてしまいそうで正直怖い。
肌もこれまた白く東方の陶磁器で出来ていると言われたとしても疑うまい。

シュウと呼ばれた眼鏡の男はやや眉を顰め目頭を軽く押さえる。
そして怨嗟が篭もった声で呻く様に答えた。
「悪いな。特にどこぞのバカインレが悪い。制止したのにも関わらず俺をシティ引廻しの刑に処しやがってな。学園を一周した挙句、街まで出ちまった。」
眼鏡のブリッジの部分に中指を当て位置を直し、黒肌の少女を睨む。
幼児ならトラウマを確実に残すであろう睥睨にインレは物ともせずどこ吹く風。
まぁ、と声を挙げ口を手で軽く覆う驚き顔のポリアンナ。

「さぁ、少々散らかっておりますが、どうぞお入りくださいな。」
ドアが完全に開かれポリアンナは部屋へ二人を招き入れる。
部屋の中はアンティーク調の椅子が転倒し、年代を感じさせる如何にも高級そうな本棚が倒れ悉く本が床に散らばっていた。
「…少々?…いたっ!もぉ、えっちぃ!」
と言うインレの尻を抓りながらシュウは部屋へ入った。



△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

こっちはあと三回ぐらいで一章が終わる予定wwwww
もうちょい付き合ってwwwwww



↑インレはこんな感じかな。僕的イメージ。
主人公より先に出るなよwwwwとかいうツッコミの類は受け付けません!(ひ
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テーマ:自作連載小説 - ジャンル:小説・文学
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