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覇道高校、新撰組! 第十一幕 
2006.05.19.Fri / 03:29 
「……遅いな。」
西階段の一階、剣信と鮎が柱の影で息を潜めていた。
「……うん。」
心なしか鮎の声に色が伴わない。
体感時間で二十分程は経過しているか、と剣信が思ったその時、
「ねぇ…?けんしん…」
「何だ?」
「みこと…やられちゃったなんて事は…ないよね?」
「…勿論だ。」
「でもさ…、ボクさっきからなんだか背筋が冷たくて…。悪い予感がするんだよ…。」
「……。」
「ボク、やっぱり見てくる!」
「待てっ!鮎!」
深々とした校舎に大音声が響く。
「……もう少し、もう少し待つんだ。」
「で、でもっ…!」
「心配なのは解る…。だが今此処を動くことで台無しになるかも知れない。」
「………だけど」
「命はそんな簡単にやられたり…諦めはしないだろう。…待てるな?」
「…へへっ、そうだね。アイツ根性無いけど嘘付かないもんね。…帰ってくるって…言ったもんね!」

そうだ、と剣信は返す。今は信じるときだと。
「無事で居てくれ…命…。」
剣信の固く握られた拳からは一筋の血が流れていた。


      ●      ●      ●


人間、車に轢かれそうになると一秒がとても長く感じたりするらしいし、ボクシングなどのスポーツで限界な状態になると汗の一滴一滴が飛沫くのが解ると聞く。
窮地に立つとスローモーションに見えるという境地をまさか自分の身を持って体験するとは思わなかったぞ。うん。
 
漆黒の刀身に血管のように巡る紅蓮の回路。脈動しているのか淡く光ったと思えば燃える様に光りだす。
自分に振り下ろされた刃をじっくりと観察出来る今なら白羽取りと云うのも出来る気がする。
まぁ、不幸にもよく解らない力で腕が縛られ身動きできないからお披露目は出来ない。
本当に残念だ。

さて、そろそろ本格的に時間が無いな。
蒼い光の帯を佩びた刀身が迫り、まさに数センチという頃だ。

耳元から『声』が聴こえた。
これが走馬灯か?とも思ったが何分初体験なので解らない。
その『声』は先ほど聴こえたものよりも幾分か高い、何処か女性を思わせた。
意思が直接、心に響く。

"汝とは解り合えぬ。__逆転世界"

瞬間、世界が回る。
目の前が暗転し、身体に浮遊感を覚えた。
あぁ、僕は死んだのか…。
開眼すれば僕は廊下を見下ろしていた。
それは一風変わった幽体離脱。
聞くところによれば普通、と言うのも変な話だが、通説として自分が客観的に見えると聞く。
だが、僕の場合は少々違った。
刹那前自分が捕縛されていた場所には『剣』がある。それも氷の蔓で縛られていた。

初幽体離脱を満喫していた僕だが、それは一瞬にして終わりを告げた。
浮遊感はいつの間にか無くなっていて目の前には氷付けになり光をてらてらと反射している廊下。
受身とか考える以前に地面に叩きつけられた。
こんなに痛いのなら重力などいらぬ!

少し事態を整理したいと思う。
氷で縛られていた僕が突如空中に放り出された。
空中に浮いていた『剣』が現に氷付けになっている。
そして女性の様な謎の『声』。
…位置が入れ替わったのか?何故?

目の前の『剣』は先ほどの威勢はまったく見られず赤い網の目の文様がただただ淡く点滅を繰り返している。
「おっと!事態整理は後っ!」
聖剣の伝説よろしく柄をむんずと握った。
『剣』は暫く発光を繰り返し、次第に緋色を無くす。
宙に刻まれ浮いていた『記号』も砂が風に攫われる様に消えていった。
ふと辺りを見回せばいつもの廊下。

気づくと無意識のうちに地面に座っていた。
氷の様にひんやりとして気持ち良いが、同時に今の光景が本物だと自覚。
「……疲れた。」
僕の両手に収まっている漆黒の『剣』を見つめて呟いた。


      ●      ●      ●


教室棟西階段一階での会話。
「……ただいまー。」
「みこと!?平気!?」
「大丈夫か!?け、怪我は無いのか!?」
「うん、なんとか…ね。」
「よかったぁ…。あ、アイツは!?あの『剣』は…ってなんで持ってんのさぁ!?」
「あぁ、なんか知らないけど隙があったから掴んでやった。にしても…そっちこそ何持ってんのさ?」
「見てわかんない?虫取り網だよ!」
「…木刀だ。」
「剣信は解るけど、なんでお前は虫取り網なんだよ!セミ採るわけじゃないんだぞ?…つーか、どっから持ってきたんだよ。」
「ん?さくらのロッカーだよ。」
「俺も左蔵のロッカーから借りた。」

ふ、と八神は肩を落とし嘆息。
「アイツ…何しに学校に来てるんだ?」

三人は間隔を置かずに同時に答えた。
「解んないなぁ…」
「しらねー」
「…さぁ」






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ハルヒの憂鬱を今日半分ほど読みました。
あれって主観で書かれているんですね。
いつもは俯瞰で書いてたのですが、中々面白かったので真似してみました。
主観で書くのも結構楽しいですね。
比較して幾つか気づいたことでもちょっち挙げます。

【主観視点】
良い所:描写がしやすい。心理的表現を使いやすい。
悪い所:感情移入がし辛い。

【俯瞰視点】
良い所:感情移入がしやすい。
悪い所:背景、描写能力が問われる。感情を込め辛い。

かなぁ…書いてみて思ったことは。
他にも俯瞰は解説役が必要だったり、主観だと会話のやり取りが楽ー、
とかもありますかね。
もっとあると思うけど、気になったのはこんな感じ。

最近は本を楽しむ側だけの見方ではなく、書く側の見方も出来、
正直忙しいですwww
でも、楽しみながら勉強できるってのは良いですね。

何が言いたかったかと言うと、
『涼宮ハルヒの憂鬱』楽しいよ、と言うことでwwww
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テーマ:自作連載小説 - ジャンル:小説・文学
COMMENT TO THIS ENTRY
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ぶwww返してもらいなさいwwwww

主観は良いですね。
ギャグ系にはもってこいです。

惚れるってwwww剣信男だよwwww
ららさんがあんま好きじゃない男だよwwww(ひ
 
ほ、褒めたってなんにも出ないんだからねっ!
やる気は…出るけど…

続き書きましたwwwどうなんだろうwww

- from 雪都 -

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アニメも見ようぜ!!
1巻途中までしかないのに手元には2巻しかない私がきましたよ

んむ
キョンの織り成す主観始点が好きです
だから次からはちゃんとした主観でやろうと思います

私は主観+俯瞰?をコンセプトに書きましたが
大失敗しました・・・
うまくいかないものだねぇ・・・

しかし剣信いいな
惚れそう(*´д`*)

剣をつかむしか考えてないのにこれだけハイクオリティ
だんなすごい(*´∀`)

続き気になります

- from らら -

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