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覇道高校、新撰組! 第十幕 
2006.05.18.Thu / 06:26 
中庭の小高い丘に差し掛かる。
眼下、正面には校門。左手には教室棟への渡り廊下、右手には部室棟が見えた。
「生徒が居ない教室棟へ行こう!あんまり目撃されたくないし…」
「…そうだな。」
「左向けー!けんしん!」
緩やかな坂を勢いよく駆け、三人は渡り廊下へ。
「にしてもノリで「倒す!」とか言っちゃったけど、どうすれば良いんだろうなぁ…。」
走りながら冷静に思考できる自分の神経に苦笑しつつ八神。
「あの…実はさぁ…ボク解っちゃったかも。」
「言ってみなさい。お母さん怒らないから。」
鮎は八神に蹴りを一発。
「んと、あのヤローの横に変な文字があるでしょ?赤いの。あれのせいかなー、って思うんだけど。」
と言い、『剣のようなもの』を指差す。
確かにその側面には赤く光る回路の他に見たことも無い形の『記号』が見える。
「スイッチが入ったってゆーのか?でも、デザインかもしんないだろ?」
「いや、ボクが触る前はなかったし。」

しばしの沈黙。
「すまん、命。俺が目を離したばかりに…」
「剣信は悪くないって。剣信は。」
「怒んないって言ったじゃないか!そ、それにボクだって悪気あったワケじゃないぞ!ただ、振り回してたらすっぽ抜けてね!ガーン!ってなってビカーン!グワッ!って!」
「もういい…。でも握った時は何にもなかったわけだな?」
「うん。ただの剣みたいだった。おかしくなったのは『記号』が出てから。」

八神が髪を掻きつつ言う。
「柄を握れば何とかなる、か?」
「…治まるかは解らない。だが所持した者を傷つけることは無いと思う。それは武器じゃない。…やってみる価値はある。」
「でも、どうやって触るか、だよねー。」

      ●      ●      ●

渡り廊下の終点。教室棟の入り口。
大きく開かれた重厚な鉄扉に飛び込み、閉める。
少しでも時間を稼ぐためだ。
「けんしん、ありがとね。」
鮎は自分から降り軽く足を回す。
「足は大丈夫か?走れるのか?」
「ボクを甘く見ないでもらいたいね!もう平気だよ!」
その場で数回跳躍する鮎。足を庇う素振りは無い。
「…まずいぞ」
「だからマズくなんて…はわっ!」
入り口を指で差す剣信。
既に扉には青白い光の帯が奔っている。
半分は既に抉り取られ夕日に染まった渡り廊下が覗いていた。

「時間が無いな…。鮎、剣信。ちょっと頼みがあるんだ。力…貸してくれるか?」
八神がこの上なく真面目な顔で聞いた。
問われた二人は一瞬顔を見合わせ、同時に息を短く吐く。
そして共に力強く首を縦に振る。


      ●      ●      ●


「我ながら無茶な注文だったかもなぁ…」
八神は教室棟の東階段を駆け上り三階にたどり着いた。ここに来るのは今日で二度目。
背後からは『剣らしきもの』が追ってくるのをひしひしと感じていた。
鮎と剣信の二人は居ない。
『僕が囮になる…。そして…その隙に…なんとかしてくれ!』
あの時の親友二人の顔は忘れられないな、と苦笑。
合流ポイントは西階段の一階。
それまでどう時間を稼ぐかが八神に科された課題だった。

その時、突如悪寒が走り、八神はふと背後を振り返る。
時たま意味も無く空中を回り蒼い残光を宿らせていた『剣らしきもの』が不規則な動きをしていた。
縦に揺れたかと思えば横に回り、斜めに前転すれば逆斜めに後転。
蒼い光は複雑な『記号』を宙に浮かび上がらせる。

『記号』!?
八神は鮎の言葉を思い出す。
……おかしくなったのは『記号』が出てから。
ここに居てはいけない。一刻も早く逃げなければ。
八神の第六感が告げる。
足が縺れつつも駆け出そうとしたとき、空気が振動したのを八神は感じた。
……声?
直接脳内に響くは音ではなく意思。

"__氷池喜懼し囚縛せん"

瞬間、周囲の温度が下がり、冷気が舞い上がる。
大気の水分までもが結晶化しダイヤモンドの様に光を反射。
窓は既に結露し世界が一瞬に白く染まる。
肺に入る酸素が痛い。

……まずいな。
八神がそう思ったときには既に遅く、
足には荊状の氷が蔦の如く巻きつき、地へ強固に結ばれて居た。
それも徐々に上半身へ伸びてきている。

宙に青白く発光する『記号』を描き終えた『剣らしきもの』は八神の背後へ。
其の侭ゆっくりと大きく後方へ反った。
緋色の回路に灯りが駆け抜けるのが間近で見える。
「一階にすら行けなかった…か。」
八神は呟く。
そして振りかぶる動きが止まり幾重にも束ねられた刃が八神に、下ろされた。





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うわ、三時間かかったwwwww
大筋しか考えないで詳細を全然考えてないとこうなるんだよなぁwwww

でも、ネトゲやるよりは遥かに有意義だから良いや(ひ
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COMMENT TO THIS ENTRY
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あるあるwwwww
因みにさっき書いた十一話は
『命が剣を捕まえる』
しか正直考えてなかったです(ひ

意外となんとか…なったかな(?

- from 雪都 -

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私も大まかにしか考えてないな・・・
おかげで書いてる途中に予定外の内容が増えたり書こうとしてた内容が消えたりしてる・・・

- from らら -

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