ADMIN MENU ≫ | IMAGE | WRITES | ADMIN
スポンサーサイト 
--.--.--.-- / --:-- 
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
連続妄想ヘタレ小説 『カラフルデイズ』 
2006.01.28.Sat / 00:13 
学校の校庭の隅。草むらから声が生まれる。
「んっ…あっ…」
あゆは上気した顔で熱い息を漏らす。
「はぁ…はぁ…もう少しでっ…」
「早くしないと見つかるな…」
「ひぃろ!いいよぅ…!」
「解った解った…だから…早く柵昇れって!」

時刻は既に九時十五分を刻む。
覇道学園は予鈴の九時に正門を閉め、遅刻者は裏門から手続きをしなくては入れない。
だが、それは正規ルールの場合は、である。
遅刻手続きが一定数に達すると懲罰執行という制度があるので、
リーチが掛かった生徒らはしばしば柵等を越える暴挙に出る。
言わずもがな、緋色とあゆもこのグループである。

「っと…!よっし!昇れたぜー、ひぃろ!」
「何とか行けたな…あとは教室までダッシュ…」

緋色が言うないなや、第三者がそれを遮った。
「校則第8条、生徒は正門又は裏門を潜るべし。柵越えは厳罰とする。…懲罰執行だ」
それは凛としていて、まるで歌声のような、死刑宣告。

          ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

「……くっ!」

緋色は身を思い切り前に屈めた。
これこそ刹那と言うべきか、ついさっき頭が在った位置に斬戟が走る。
空間を裂く甲高い音が後を追う。

今日の朝ニュースの星占いは大吉だった。
いつも欠かさず見るが大吉なぞ滅多に出ない。
金運は良好。恋愛運はどうでも良いが悪くは無かった。
健康運なんか☆マークが五つも瞬いていた。

(後は…衝撃の出会いがあるカモ…だったか?)

振り返れば女の子が居た。制服からすると三年生か。
長い黒髪は後ろへ流れ腰まで達する。
身長も高い方で真っ直ぐに伸びた背が更に大きく見せた。

「くっ…ちょこまかと!」
コワイ、眼がコワイ。
日本人形を思わせる切れ長の眼。睨み殺される、という文字がふと過ぎる。

「貴様、佐倉・緋色と言ったか」
「え、えぇ…そうですけど?」
「連れの萌葱・あゆを私から庇うとは良い度胸だが…」
「……?うわ、居ない!逃げたなあの淡水魚!」
「残念ながら名前は割れている。逃がそうが無駄だ」
「イエスッ!三枚下ろし可ですよあんな奴!」
「よく解らん奴だな…。だが案ずるな。まずは貴様からだ」

瞬間、周囲の温度が下がった気がした。
体の全神経が危険危険と騒ぎ出す。

だが、無常にも日本刀の彼女は告げる。
「終わりだ」

もうあの占い番組は絶対観ない…。緋色は零した。





////////////////
なんか結構みんな自作文を書いてたからさ、
触発されてね!てへっ☆(死
スポンサーサイト
COMMENT TO THIS ENTRY
   非公開コメント  
スポンサーサイト連続妄想ヘタレ小説 『カラフルデイズ』のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

雪都

Author:雪都
name:雪都
age:20
sex:♂
condition:神様、ゲームを最後まで続ける力をください

messenger☆
heart_to_heart_symphony
@hotmail.com

mixi☆
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=1880641

カウンター

ペット

フリーエリア

ブロとも申請フォーム

doumei


CopyRight 2006 君と私のクロニクル All rights reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。